ニコニコ生放送Zero 480Kbps 810×456ドットのテストまとめ
ニコニコ生放送が高画質配信できるようになりました。ポイントと、テストの結果をまとめます。
ニコニコ動画Zeroでの生放送バージョンアップ
ニコニコ生放送は、2012年5月1日から投入した「ニコニコ生放送Zero」によって、配信システムがバージョンアップしています。主な変更点は下記の通り。
●サービスタイム時は480Kbpsでの配信が可能に
今までは384Kbpsが上限でしたが、深夜2時から19時までに配信スタートしたものについては、最大で480Kbpsまで上げられるようになりました。
●Zeroプレーヤーでは16:9表示が可能に
今までは生放送では16:9配信しても、プレーヤー画面は4:3のままだったため、上下に黒帯が付いていました。新たなニコニコ生放送Zeroでは16:9画面に対応しています。視聴者側がZeroに切り替えていれば、黒帯なしで16:9画面で視聴できます。
●810×456ドットの配信に対応
16:9に合わせ、新たに810×456ドットの配信が可能に。FME(FMLE)やXsplit(ニコニコ配信用のソフトを含む)などでは、高画質配信が可能になります。
参考リンク
Niconico Live Encoderがバージョンアップ、「ニコニコ生放送:Zero」に対応
サービスタイムに関して ニコニコ生放送ヘルプ
810×456ドット・480Kbpsは予想外に高画質。かなりいけるかも
実際に配信してみたところ、思ったより高画質で驚きました。FMEで追い込んではいますが、誰でも配信できる設定です。これなら企業配信でもそこそこ行けるでしょう。
配信環境は以下の通り。
カメラ:ロジクール C910
ソフト:Flash Media Live Encoder(FME、FMLE)
画質:ビットレート410Kbps、810×456ドット、15fps、H264 5.1 音声:MP3、64kbpsモノ
このテスト配信のタイムシフト(アーカイブ)はこちら 2012年5月26日まで
Zeroなら黒帯なしで視聴可能、iPhone生放送アプリでも視聴できた
Zeroに視聴画面を切り替えたところ、16:9で横一杯に表示できています。これなら画質がよく感じるので、企業配信にもちょうど良さそうです。
もちろん従来通り、コメントを横に配置することも可能で、その場合でも黒帯なしで16:9で配信できます。
またiPhoneのニコニコ生放送アプリで見たところ、画面いっぱいにはならないものの、問題なく視聴できました。上下黒帯は入るものの、スムーズに視聴できます。ただしAndroidには今のところ、ニコニコ生放送プレーヤーアプリがないため視聴できません。
ニコニコ公式チャンネルも申請で無料使用可能に
今回のZeroのバージョンアップによって、ニコニコ生放送は配信側にとってもかなり使いやすくなりました。画質もアップできますし、16:9での配信も可能です。
また今年1月から、ニコニコ公式チャンネルの開設が無料になっています。配信実績があるかどうかなどの審査はあるものの、企業配信にとってはありがたい限りです。私が担当しているギャンブルエンタメ情報サイトGambooも、ニコニコ生放送のチャンネルを申請して開設しています。
今後はUstreamだけでなく、企業やメディアでもニコニコ生放送を使う機会が増えそうです。
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