ソフトバンク新製品 一気に13機種投入 松下・NECの行方
13機種一気に投入。よく間に合ったなあ。
2006年9月28日、ソフトバンクが番号ポータビリティに向けて新製品発表会を行いました。
一言でテーマをまとめるなら「オレは他社には負けん!」ってこと。ともかく他社の動向をハッキリ意識したラインナップ・サービスを打ち出してきています。
まずは新製品の数に注目。8月のauが史上初となる12機種一気投入でしたが、ソフトバンクはそれを超える13機種を投入。あれから1か月しか経っていませんから、よくも間に合わせたもんです。他社を超えることを発表会新製品投入数からして競っているわけです。
パナソニック・NECも製品投入
今回の発表会でもっとも注目されていたのは参入メーカーでした。ボーダフォン時代の主力はシャープと東芝でしたが、これにどこのメーカーが加わるかに関心が集まっていたのです。
結果として今回加わったのは、まず松下(パナソニック)とNECが1機種ずつ。そして韓国・Samsung電子が2機種、HTCにセイコーインスツルが加わっています。
松下とNECはJ-フォン時代がありますから「復活」と言っていいのでしょうか。主力メーカーが復活したことで、ラインナップが強くなることは間違いありません。
ただし松下とNECが投入した機種は、ハイスペックモデルではなく、機能を抑えた普及モデル。というか正直に言っちゃうと「1世代か2世代前のモデル」というイメージです。今回のために急いで投入したのかと思われます。今回はともかくとして、パナソニックとNECが本気で出してくれれば、今後に期待が持てます。
超スリムモデル・パナソニック 705P
パナソニックでおなじみのワンプッシュオープン搭載の折りたたみモデル。厚さはわずか14.8mmで、重さは103g。今回発表されたSamsungの705SCよりは厚くなりますが、持った感じはほんとにスリム。今回発表された最新サービスには対応していませんが、200万画素カメラは装備。とりあえずメールと通話だけでいい、というならオススメできるモデルです。
主な機能:S!アプリ、国際ローミング、レコメール、Bluetooth、ちかチャット、ちかゲーム、着うたフル、ミュージックプレーヤー、TVコールなど
200万画素カメラ NEC 705N
NECの705Nも、薄型のシンプルモデル。厚さ16mm、重さ117g。薄型モデルながら200万画素CCDを搭載している。最新サービスには対応していないが、Bluetooth・着うたフルなどの主要機能はカバーしている。機能的にはパナソニックの705Pと同様と考えてもよい。
主な機能:S!アプリ、国際ローミング、S!キャスト、デルモジ表示、レコメール、Bluetooth、ちかチャット、ちかゲーム、着うたフル、ミュージックプレーヤー、TVコールなど