転載:爆破予告で出頭した男逮捕についてのメモ
2016年2月25日17時
以下の記事をYahoo!個人 三上洋に2016年2月24日12時30分にアップしました。
しかしYahoo!より以下のような指摘をうけました。
★Yahoo!個人編集からの指摘
・記載の通りメモ書きであり、ニュース記事としてお客様に提供するまで中身が整っていないかと思われる
・「間違っているかもしれないので直す可能性がある」という形でヤフーニュースの場で掲載するのは懸念がある
・「犯人」という呼び方についても現段階では人権への配慮などから(法的な呼び方ではありませんが)「容疑者」が一般的かと思う
・よって現時点の記事を取り下げ、改めて別の記事にまとめてもらえないか
この指摘の通りであり、記事になっておらず、メモ書きです。Yahoo!個人編集の言う通りですので、Yahoo!個人から記事を取り下げることにしました。内容的な問題ではなく、メモ書きであること、「犯人」という表記に問題があったことが理由です。私も納得しており、私の意志で取り下げます。
ただし、このまま削除しますと、誤解をうける可能性もありますので、私の個人ブログにアップしておくことにしました。以下のYahoo!個人にアップしたのと同じ内容を掲載します。「犯人」と書いていた表記にについては、「容疑者」に変更しています。
====以下 コピペ=====
多くの自治体に爆破予告が送られた事件で、千葉県松戸東署に出頭してきた20歳の男性が逮捕されました(逮捕容疑は住所プレートを盗んだ疑い)。
爆破予告で出頭の男 盗みの疑いで逮捕(NHK)
この事件では、犯人容疑者が自らTwitterで犯行の様子を事前に述べています。
ネット上の情報整理と筆者が考える背景について、メモを書いておきます。新しい情報をつかんでいるわけではないのでメモ書きのみです。間違った部分もあると思うので、あとで直す可能性があります。
●犯人容疑者
・松戸署に出頭した20歳の男、日刊スポーツなどでは実名報道。
・Twitterで自らが犯行予告をやっているとして、自治体への問い合わせフォーム記入の動画などを流す。逮捕当日に「警察北」などと流したり、動画の内容から犯人であることはほぼ確定のように思われる。
・フジテレビは24日に逮捕前に撮影した本人インタビューを放映(Twitterでフジテレビのみにインタビューを受けると書いていた)。SPA!も23日売りの号で、彼の生い立ちも含めたインタビュー掲載。いずれも犯人容疑者自らがメディアのアプローチしたことがきっかけ
●時系列(彼のTwitterによる)
・2015年6月と10月に朝霞市役所に爆破予告
・2016年1月に朝霞市や東京23区の区役所に爆破予告
・1月20日 松戸東警察署に出頭。取り調べを受けるも拘束されず。21日にPCなど押収
・2月8日 爆破予告書き込み動画を撮影しTwitter投稿
・2月上旬 各メディアに自ら連絡
・逮捕されないことから、さらに18日に爆破予告メールを各地に送る
・2月23日 インタビュー記事がSPA!に掲載
・2月24日 早朝逮捕
爆破予告をし、出頭までしたのに、逮捕されないことから、第二波の犯行予告を送った形
●送信方法(彼のTwitterによる)
・Tor利用、書き込み側のPCにTails利用
・プロキシサーバーも利用(Torからの接続を遮断しているサイトに書き込むため?)
・予告の時刻「3時34分」や、犯行文の「ナリ」「ですを」は、特定の掲示板の一部で使われているスラング。
●背景
・2ちゃんねるの実況掲示板、及びしたらばなどの関連掲示板での騒動が背景に
・掲示板での、ある学生と弁護士の行動がバックボーンにあり、それが原因でネット上で総攻撃にあっている。
・攻撃しているのは特定の掲示板の一部。いわゆる「恒心教」。「○○○○民」という名称も(個人名の略称が入る)
・自宅突撃、個人情報公開、写真公開など
・関連事件に「Googleマップの書き換え」「掲示板での殺害予告」「顔イラスト入りのランサムウェア配布」「出版社サイトへの不正アクセス」「Twitter乗っ取り」などがあり、いずれも「恒心教」が関連した事件。
・殺害予告、不正アクセスなどで、関係した複数の人が逮捕されている(0chiaki、0chiakiにあこがれていた少年、Googleマップ書き換えの3名、殺害予告をした人物など)
16歳少年が不正アクセス…多発する少年サイバー事件の背景:筆者記事
・今回の犯人容疑者は、昨年6月から爆破予告などを行っていた
・目的は二人の人物への個人攻撃、過去の騒動を周知させるデモンストレーション
・ネット上では珍しい「継続する祭り・炎上」。燃料が繰り返し投下される、燃料を自ら作ってしまう(過激な人物が騒動を起こす)ためか。
●論点
・ネットの個人攻撃が社会を騒がせる問題に
・幼稚な動機に対して、匿名化の技術が進んでいる、両者の対比
・片山氏が起こした遠隔操作事件の影響(出頭してきたのに警察の逮捕が遅れたのは、遠隔操作事件での誤認逮捕の影響か。犯人容疑者の行動も片山被告や0chiakiの行動に似た部分がある)
・パソコン遠隔操作事件が残したもの(片山氏事件:筆者記事)
間違った部分もあると思うので、あとで直す可能性があります。