iPhone5cアップルの戦略:荻上チキのSession-22出演のメモ


荻上チキのSession-22(TBSラジオ)に、2013年9月11日に電話コメントしました。アップルがiPhone5s、iPhone5cを出した戦略について話すにあたって作ったメモ・リンクをアップしておきます。なお詳しい記事は昨日書いた「ドコモiPhone5s・5c発売決定:何が起きるか?販売の混乱と国内メーカーの苦境」をご覧ください。

荻上チキのSession-22(TBSラジオ)2013年9月11日「Daily News Session」

TBSラジオ、荻上チキのSession-22のニュースのコーナー「Daily News Session」に電話でお邪魔しました。9月11日日本時間2時に発表されたiPhone5s、iPhone5cについてです。
http://www.tbsradio.jp/ss954/2013/09/911daily-news-session.html
荻上チキのSession-22
7分ほどのコーナーですが、このコメントのために作ったメモを、保存しておきます(ググって調べてコメントする、といういい加減な仕事の足跡ですw)

低価格版iPhone5cは16GBなら99ドル(2年縛り)

http://japanese.engadget.com/2013/09/10/apple-iphone-5s/

●iPhone5s

指紋 Touch ID
64bit A7プロセッサ、カメラ強化、ゴールド追加
2年縛りで
16GB199ドル、32GB299ドル、64GB399ドル

http://japanese.engadget.com/2013/09/10/iphone-5c-5/

●iPhone5c

iPhone 5c 発表、カラバリ5色のポリカーボネイト
本体5色とカバー6色
2年縛りで
16GB99ドル、32GB199ドル

iPhone・iOSの出荷台数シェアは落ちている

IDC 2013年4~6月のスマートフォン出荷台数
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38424

●iOS iPhone 世界で3120万台、前年よりも20%アップしているが
実際のシェアは「13.2%」
1年前より3.4%ダウン

●Android
シェア「79.3%」
1年前よりも10%アップ

なぜAndroidのほうがシェアが上なのか?
http://matome.naver.jp/odai/2137787817923270201
●安いから
発展途上国の定価販売だと、月給を超えることもある

安いスマホを売るために、アップルは廉価版であるiPhone5Cを発売した

各国でAndroidの台数のほうが上回る中、日本だけは特例

カンター・ジャパン 2013年1月~3月の日本での調査
http://www.gizmodo.jp/2013/08/iphoneandroid_8.html
●Android 45.8%
●iOS 49.2%
iPhone発売後の3ヶ月は60%を超える
日本は無類のiPhone好き
だからこそ、最後に残る巨大市場・NTTドコモからの発売を決断した

残るチャイナ・モバイルは?1000万台クラスを狙うのか?

世界最大の携帯電話会社、チャイナ・モバイル(中国移動、7億人オーバー)からもiPhone発売が期待されたが、10日・11日には発表がなかった。

チャイナモバイル(China Mobile=中国移動)のiPhone発売や、同社の通信規格であるTD-LTE対応のiPhone発表はなかった模様
中国では現行モデルのiPhone 5同様、チャイナユニコム(China Unicom=中国聯通)とチャイナテレコム(China Telecom=中国電信)が扱う。

11月以降に、TD-LTEのiPhoneが出てくるのか?アップルの世界戦略は、ここが最大のヤマ場になる

ちなみにアップルの株価は、発表後約2%ダウン。市場では「リーク通りで新しい要素がなかった」ことと、「チャイナ・モバイルでの発売がなかったこと」が理由と言われている。

以上、ラジオ出演のために作ったメモでした。詳しい記事は、こちらをご覧ください。



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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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