Googleサジェスト Ajaxってスゴイ。あびる優哀れ
Google検索の新サービス
「Googleサジェスト日本語版」
がスタートしてます。これすんごく面白い。Googleサジェストは、言わば「検索窓のオートコンプリート」で、キーボードで入力した1文字ごとに、よく検索されるキーワードがずらずら出てきます。たとえば「あ」と入れたのが下の画像。いきなり「あびる優」なんて出てくるのが笑えますね!
かわいそうですが、そのまま「あびる優」を選んでスペースを押すと、「あびる優 万引き」「あびる優 母親」「あびる優 犯罪」なんつーのも出てきます。しかもヒット件数が表示されるため、どのキーワードがもっとも使われているかが丸わかり。みんなが使っているキーワードを知るためにも使えます。
これって「Ajax」と呼ばれる一連の技術で、キー入力ごとにサーバーと通信を行ってます。「あ」と打つとそのデータがGoogleのサーバーへ送られ、Googleのサーバーが「あ」の候補を探し出し、最終的にブラウザに「あびる優」が出てくるわけです。送信ボタンを押さないでも、データ通信しちゃうってことですね(そう考えるとセキュリティはちょっと怖い)。
Ajaxを使った例としては、言語処理・機械学習の研究者である工藤 拓さんによる
Ajax を使った日本語 Full IME
が有名です。これはパソコン側の日本語入力をカットした状態で、ブラウザの窓の中で日本語入力ができるもの。日本語変換はサーバー側で動いており、こっちのパソコンではキー入力しているだけなのです。とっても興味深いのでぜひお試しを。
その他にも工藤さんのサイトでは以下のAjaxが体験できます。
Ajax を使った KWIC (KeyWord In Context)
これは検索の例で、キー入力から青空文庫(著作権が切れている小説などを集めたサイト)の全文検索をしてくれます。
Ajax を使った手書き文字認識
こちらはマウスの手書きから文字を認識してくれるサンプル。
WindowsのIMEにもそんな機能がありますが、ネット経由でやってしまうのだから面白いですね。Ajaxは、すでに一部の商用サイト(AmazonのWebサービス、フォト蔵など)でも利用されています。