ソフトバンクオープンDAY・Ustream放送はテレビ的すぎる?
ソフトバンクモバイルオープンDAYに行って来ました。イベントの盛り上がりは、各メディアが報じている通りすさまじく、社員食堂での昼食から始まって、ステージでのイベント、新製品のスマートフォン・HTC Desire(ディザイア)の発表と盛りだくさん。相変わらずソフトバンクは、イベントでの仕掛けがうまいですね。一般ユーザーを喜ばせ、メディアが報じるネタもちゃんと用意します。
Ustream放送は一万人弱? 移動中でも見られて便利
もちろん、すべてのイベントをUstreamでナマ中継しています。ソフトバンクモバイルでは、すべての発表・イベントをUstream放送するのが定例化しており、S1グランプリ関連・沖縄国際映画祭・オープンDAYと、ほぼ連日オンエア(オンワイアw)状態です。ソフトバンク放送局ですな。
このUstream放送が何が便利かと言えば、いつでもどこでも見られること。私は用事があったために途中から参加したのですが、イベント会場に向かう途中のバス・電車の中でもUstreamでイベントを追いかけて見ることができました。iPhoneアプリのUsreamビューアーのおかげです。今回は視聴者が多かったため、Usreamビューアーのトップに表示されていました。そのため起動→番組選択という、わずか2タッチで今回のイベントの生放送を映像で楽しめたのです。
正確な視聴者数は把握していませんが、私が見ていた15時前後で約7000人、iPhoneのUstreamビューアーだけの視聴者でも1000人を越えていました。たぶん最大で1万人前後が見たことになるでしょう。
面白いがテレビとどこが違うの?って話も
イベントは大手代理店が手がけていますから、飽きさせずネタもたっぷり。Usreamのパーソナリティとしてサッシャさん、イベントゲストに浜田幸一さんや広瀬香美さんなどが登場し、見ていて飽きない放送でした。長時間にも関わらず、視聴者数が減ることはありませんでしたから、大成功と言えるでしょう。
ただ内容としては、あまりにテレビ的すぎる、という側面はあります。いかにもプロが作った完璧な演出と流れであり、途中にソフトバンクのCMを入れてワンクッションを入れるなど緩急混ぜるところもテレビ的です。もうちょっと遊びというか、作っているスタッフ側の側面が見えてくるといいのになあ、と感じてしまいました。
いや、テレビ的であることを否定するのではありません。視聴者を引っ張るにはテレビ的な作りは不可欠ですが、作り手が見えたほうが視聴者を「あ、Ustreamってテレビとは違う面白さがあるんだな」とわかってもらえると思うのです。「テレビと同じじゃん」と思われてしまったら致命的だと感じているので。
その意味では、ソフトバンクモバイルが汐留・渋谷などに作ったUstreamスタジオは、扱いが難しそう。きれいなスタジオ、設備完璧の場所を使えるのは嬉しい限りですが、内容を工夫しないとテレビ的になっちゃうという面があります。私も何らかの形で一度お借りしてみたいのですが、どういう放送にするのかよく吟味しないとなあと思っています。
HTC Desire登場。スマートフォンって、本当にバッテリーがネックですね…
イベント終了後は、メディア向けのHTC Desire説明会がありました。私は今回機材を持っていっていないので、お手軽iPhoneのみのUstream中継をやってみたんですが…。開始たった5分で、案の定バッテリー切れ。途中でずっとUstreamビューアーを見ていたり、イベント中にtwitterを使っていたため、残念ながら中継はできませんでした。充電設備も用意されていたようでしたが、充電する暇がなかったというのが正直なところです。
HTC Desireのバッテリーもちはどうなんでしょうか? スマートフォンの利用シーンが増えることで、今後さらにバッテリー消費はでかくなるはず。電池のもちがいいスマートフォンが切実に欲しいところですね。SC-01B並みにバッテリーが持てばいいんだけどなあ。HTC Desireの評価は、ジャーナリストの方の評価は微妙な線、といったところかな? ITmediaさんの下記の記事タイトルが、すべてを物語っているような気がします(w。