NTTの携帯+プロバイダ割に反対。KDDI・ソフトバンクの規制緩和反対要望書
4月2日に、KDDI・ソフトバンク・イー・アクセス3社による緊急共同記者会見が行われました。NTTグループに対する規制緩和反対の要望書を総務省に提出した、とする記者会見です。
KDDI、ソフトバンク、イーアクセス三社の会見。NTTグループ規制緩和への反対 pic.twitter.com/L1c4RZ4xBe
— 三上洋 (@mikamiyoh) April 2, 2014
「2020年に向けた情報通信政策の在り方」でのNTTグループ規制緩和に反対
KDDI・ソフトバンク・イー・アクセス3社が異例の共同記者会見。総務省で審議会に諮問されている「2020年に向けた情報通信政策の在り方」で検討中と報道されているNTTグループへの規制緩和、具体的には携帯電話+プロバイダのセット割解禁について、反対の要望書を出したものです。
ニュース – 総務省、2020年代のスマホ料金、光ファイバー、通信事業者の在り方などを議論へ:ITpro http://t.co/24GqNR69uE
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メモ:現状をまとめたPDF資料「2020年代に向けた情報通信政策の在り方」
http://t.co/kwWyAR8ISy— 三上洋 (@mikamiyoh) April 2, 2014
KDDI、ソフトバンクによる記者会見。NTTグループの規制緩和へ反対、65事業者連名で反対の要望書を出した pic.twitter.com/0d9ijcjyhU
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NTTグループ規制緩和への反対要望書の概要。まあぶっちゃけて言えば、NTTグループは今もでっかいので勘弁してってことかなw pic.twitter.com/LvX33TLVj1
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NTTグループはシェアが大きい。音声76%、FTTH72%、法人データ62%、携帯45%(ソフトバンク徳永氏)
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NTTグループの禁止行為規制を見直すと、グループ内の排他的連携になる。NTTの独占回帰につながる。ソフトバンク徳永氏 pic.twitter.com/gARZwb9DBl
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Q:ドコモでは、セット割がメインではない・必ずしもグループ内の連携ではないと言っている。その点をどう思うか? A:ドコモの連携を許すことで、他の会社への排他的な力が働くことになる(ソフトバンク徳永氏)
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65事業者・団体の連名で要望書提出
Q:NTTグループの規制緩和反対については、まだ部会で出ていない。なぜ今この発表をするのか? A:報道で承知している。総務省の部会でNTT規制緩和をしないと思っているので、その念押しのつもりだ(KDDI藤田氏)
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Q:要望書のきっかけは? A:ここ数日で会見を決めた。KDDIとソフトバンク、イー・アクセスが代表する立場だと思った。4/8からのヒアリングの中で論点が整理されればと思う(KDDI藤田氏)
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囲みメモ 部会のヒアリング一週間前になったので、改めて共同で要望書を出した。短い期間で方向性が決まってしまうのではないかという危機感を持った
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今まで携帯電話とプロバイダのセット割については、KDDI・ソフトバンクはやっていましたが、NTT+NTTドコモは公正競争のためとして総務省によってNGとなっていました。報道では、これが緩和される、つまりNTT+NTTドコモのセット割がOKになるのでは?とされたため、他社が危機感を持って反対の記者会見を行ったという形です。
要望書では「禁止行為規制の見直しは、NTTグループ内の排他的連携を進める」「各市場のおける圧倒的な支配力によって独占回帰につながる」として、反対しています。
ユーザーの立場からすると、さっさとNTT+NTTドコモのセット割をやって欲しい、つまり安くして欲しいと思うのですが。。。。。悩ましいところです。