PLCの国際推進団体HOMEPLUGのセミナー


PLC高速電力線通信を、社会的問題として掘り下げた意見を書いていらっしゃるQさん(QさんのLogbook)からHOMEPLUGのセミナーの話を教えてもらいました。
HOMEPLUG(Home Plug Powerline Alliance)とは高速電力線通信の国際推進団体で、世界的な規格統一やPLC推進の政治活動なども行っています(松下電器も設立メンバー)。そのHOMEPLUGによる関係者向けセミナーが11月16日に千葉・幕張で開かれます。
Home Plug Powerline Alliance
セミナーの概要(PDF)

パブリックコメントの寸前という、なんとも微妙な時期にこんなセミナーをよく開くもんですねえ。セミナーのお題目をちょっと見てみますか。
===引用=======
エグゼクティブセミナー 2005 年11 月16 日
千葉県千葉市美浜区中瀬1-9-2 シャープ幕張ビル多目的ホール
●HomePlug Powerline Alliance の紹介
●HomePlug のネットワーク規格の概要:
●HomePlug AV の概要
●市場におけるHomePlug の技術の展開
●HomePlug AV の詳細なアーキテクチャ
●HomePlug BPL の概要
●HomePlug Command & Control の概要
●コンプライアンス及び互換性
●互換性、効果的な共存、干渉の懸念、及び世界的な規制要件
●可能性に満ちたHomePlug 規格
===引用=======
規格の説明だけでなく、AV(AudioVisual)など家庭内の活用についても企画提案がされるようです。最後から2個目の話は特に聞いてみたいですね。講師はインテルの研究者と、アメリカの家電量販店チェーン・ラジオシャックの担当者が中心です。
このラジオシャックって、その昔BCLラジオも出していたTANDY RADIOSHACK(タンディラジオシャック)の後身だと思うんですが、勘違いですかね? あのラジオシャックだとすると、BCLラジオを売っていた会社が30年を経てPLC推進の原動力になってるんですから皮肉なものです(勘違いだったらすみません)。
さあてこのセミナー、日本のメーカーはどのクラスの人物が行くんでしょうか。主任技師レベルだけが行くのであれば、あまり乗り気じゃないってこと。逆に事業部長クラスが終わり間際に来て、インテル担当者を接待するようなら結構やる気ありってことかもしれません。メーカーさんはPLCをいったいどうするつもりか判断できそうですが、誰かこっそりレポートしてくれませんか…。

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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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