TBSに犯行予告メール 遠隔操作ウイルス犯人はTOR利用で愉快犯?




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最新記事もご参考にどうぞ(10/16 18:30)
TBSラジオDig・落合洋司弁護士あての犯行声明。私が出演していたラジオの生放送中に届いていた!
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遠隔操作ウイルスの犯人からと思われる犯行声明メールが、TBSに届きました。

“遠隔操作”TBSにメール、犯行声明か(TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5156620.html

今月10日、TBSに宛てて「私が真犯人です」と題するメールが送られてきました。
 メールにはこれまでの事件の犯行予告の詳細など警察が公開していない情報が多く含まれていることから警察当局は容疑者による犯行声明の可能性があるとみて、警視庁が本格的な捜査に乗り出しました。

メールにはウイルスによって遠隔操作を行うマニュアルなども添付されていて、警察当局は容疑者による犯行声明の可能性があるとみています。

警察が発表していない情報を知っていたこと、マニュアルとされる遠隔操作の方法が書かれていたとのことなので、真犯人からのメールである可能性が高そうです。

愉快犯で、劇場型のお騒がせタイプか

今回の犯行声明メールの方法、メディアに犯行声明を送っていること、今までの3件の殺人予告などに一定した目的がないこと、などから、犯人は世間を騒がすことを目的とした愉快犯の可能性が高そうです。劇場型のネット犯罪と言ってもいいでしょう。


犯行声明メールを送ってくるということは、追跡を逃れることをかなりの自信を持っていると考えていいでしょう。海外のプロキシ利用、複数のサーバーを経由して匿名性を高める「TOR」などを使っている可能性があります。

 さらに、メールには、これまで“遠隔操作ウイルス”との関わりが明らかになっていない事件についても自分がやったとしています。それは、6月29日、横浜市のホームページに小学校を襲撃するなどと書き込まれた事件です。この事件では19歳の明治大学生が7月に逮捕され、すでに保護観察処分となっています。

なんと別件も、自分が犯人だと声明を出しています。
警察庁は面子をかけてでも追跡することになります。

以下の記事もご参照ください

PC遠隔操作の手口判明!トロイの木馬「iesys.exe」入りファイルを配布。2ちゃんねるから誘導
http://www.sv15.com/diary/bot3.htm


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ITジャーナリスト・三上洋



セキュリティ、携帯電話・スマートフォン、携帯電話料金、ライブメディアのライター・ジャーナリスト。文教大学情報学部非常勤講師
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